以前の記事でラジカル沖縄が発表した「沖縄の人気就職ランキング20社の初任給や難易度、選考方法」について書きましたが、今回はこの20社以外に個人的に良さそうと思った沖縄県内の就職先を紹介したいと思います。ついでに以前の記事も見てネ。
個人的におススメな就職先と題名にありますが、就職先を選ぶ基準はそれぞれ違うと思います。社風、給与(福利厚生)、自己成長、やりがい、勤務地など色々あると思います。今回は給与と福利厚生を重視した就職先を紹介したいと思います。
ただし、採用も若干名が多いので難易度は高いです。
また、下記のように無料で二万枚以上のエントリーシートを掲載しているUnistyleのような就活支援サイトもありますので、まずは先輩たちのエントリーシートを拝見して情報を得るのを一つの策です。
目次
1.那覇空港ビルディング株式会社
給与:月額18万
福利厚生関係:入社3年後定着率90%以上、有休消化50%以上、育休取得率90%以上、育児・介護制度利用率50%以上。また、完全週休二日、有給、特別休暇、夏季休暇
まず良い点は有給休暇の取得率が平均年間17日となっております。おそらくこういった第三セクター的企業は、公務員に近いもしくはそれ以上の福利厚生なので年間20日付与されているかと思います。つまりほとんどの方が有給をちゃんと消化されているということになります。
給与も大学新卒で18万となっておりますので、県内企業と比較してもかなり良いと思います。個人的に言いますと、勤務地が良いですね。那覇空港で働けるなんてなんとなく楽しそうすね。モノレールもありますので、通勤しやすいのも良いですね。
選考方法についての詳細は情報が少なくて分かりませんでしたが、リクナビによると、エントリシートの提出が4月頃から始まり面接が6月頃となっておりました。。
ただし、採用枠が少なくて若干名採用となると思います。また、年度によっては採用しない年もあると思いますので、HPをチェックしましょう。就活中に募集していれば受けた方が良いと思います。
詳しい採用情報はこちら。
2.沖縄振興開発金融公庫
給与:月額193,700円
福利厚生関係:住居手当、通勤手当、単身赴任手当、特別都市手当、年次有給休暇、特別有給休暇、介護休暇、育児休暇
政府系金融機関ですね。民間の金融機関とは違って、政策に関する民間投資が主な業務内容となっているそうです。給与を見てください。大学新卒で193,700円となっております。新卒の給与としては、沖銀、琉銀より1万5000円~20,000円ほど多いのではないのでしょうか。県内の金融機関を希望している方は、検討してみてはどうですか。
有給の取得率に関しても、おそらく政府系金融機関ということもあり、取得しやすいかと思います。残念ながら取得率は探しきれませんでした。
既卒の方でも27才くらいまでなら受験できるようなので、選択肢の一つとして考えてみてはいかがですか。
選考方法については、エントリーシートの提出後(4~6月頃)、一般教養と小論文の筆記試験があり、これに合格すると一次面接及び適性検査、最終面接となっております。
採用数は、若干名採用ですが、平成28年度は8名、平成29年度は9名を採用しておりますので民間の銀行受けるならこちらも是非受けて頂きたいです。
詳しい採用情報はこちら。
3.一般財団法人 沖縄美ら島財団
給与:大卒以上176,700円~216,870円
短大専門卒 157,300円~210,690円
福利厚生:昇給(年1回)、賞与(年2回)、社会保険完備、企業年金、年次有給休暇(20日)、退職金制度、育児・介護休業制度、資格取得奨励制度、福利厚生施設利用助成制度
沖縄美ら島財団は首里城や美ら海水族館を管理・運営している一般財団法人になります。新卒以外にも既卒の方でも30才以下であれば受験できる可能性がありますので、興味あれば参考にされて下さい。
給与はおそらく大学新卒で176,700円ですね。一般財団法人ですから、給与体系や福利厚生が公務員に近いと思います。
選考方法については、平成29年度の採用試験では10月から申し込みが始まり、一次試験が一般教養試験(筆記)、二次試験が適性検査と小論文、三次試験が個人面接となっておりました。
採用人数は事務職、技術職ともに若干名となっております。
4.沖縄ろうきん
給与:大学卒22歳 月給 182,000円
短大卒20歳 月給 167,000円
福利厚生:完全週休2日制(土曜日・日曜日)、祝日、年次有給休暇(初年度16日、2年度18日、3年度以降20日)、時間単位年休制度、季節休暇4日、産前・産後休暇、妊婦通院休暇、つわり休暇、結婚休暇、配偶者出産休暇、子の看護休暇、介護休暇、忌引休暇、裁判員休暇、L休暇、企業年金基金、健康診断、慶弔給付金、共済会(生命・慶弔・交通災害共済への加入)、財形貯蓄
ろうきんは、営利を目的としない働く人のために金融機関となっております。給与は大学新卒で182,000円となっており、県内企業の中ではかなり良いんじゃないすか。ろうきんのHPを見ると、2015~2017年の離職者が0人となっています。月の平均残業時間が19.25時間となっていて、平均で1日1時間残業している感じだと思います。この残業時間も多すぎず悪くないと思います。
選考方法については、一次試験が適性検査、基礎能力診断で、二次試験が小論文・面接となっております。
採用人数は2017年度実績で5名となっております。
詳しい採用情報はこちら。
5.地方公務員
給与:大学新卒 179,200円(那覇市)
短大卒程度 159,800円
高校卒程度 147,100円
福利厚生:1年に20日の年次有給休暇のほか、各種特別休暇がある。
とりあえずなんだかんだオススメなので地方公務員を入れておきました。安定しているのは間違いないと思います。那覇市を参考に給与を記載しておりますが、他の市町村も大体同じような給与体系となっています。公務員は給与の面だけで見ると、そこそこかと思いますが、家族がいるときの手当てが大きいらしいです。子供がいれば一万、奥さん(夫)を扶養していれば七千円くらいあって、当然産休や育休も充実していますので、女性にとってはかなり働きやすい就職先かと思います。
選考方法は各市町村によって異なりますので詳細は各市町村HPをご覧下さい。
6.一般財団法人 沖縄コンベンションビューロー(OCVB)
給与:168,000円
福利厚生:育児休暇・介護休暇・財形貯蓄・退職金制度等
沖縄コンベンションビューローは沖縄観光の安定的な発展のため、国内、海外で様々なプロモーション事業を推進している一般財団法人となります。ミス沖縄も開催していますね。観光業界に興味がある方は、仕事内容にも惹かれるではないでしょうか。プロモーションも多くやっていますから県外やアジアを中心とした国外に行く機会もあると思います。
給与は大学新卒で168,000円となっております。こちらも一般財団法人で、福利厚生は充実しております。
選考方法は、一次試験は一般教養・適性検査・論文、二次試験は集団討論、三次試験は部長面接、最終は役員面接となっております。
採用人数は若干名となっておりまして、また採用していない年度もあるので、興味がある方はHPをチェックしてみて下さい。中途採用も不定期で行っているみたいです。
詳しい採用情報はこちら。
7.大学職員(国立大学、私立大学)
給与:国立大学178,200円(※地域によって異なる)
私立大学不明
福利厚生:国立大学に関しては、文科省共済組合に加入するため福利厚生等については国家公務員に近いと思います。私立大学は各大学によって給与も福利厚生も違いますが、有名私立なんかは職員の給与もかなり高いです。
国立大学の選考方法は、琉球大学でしたら九州地区国立大学法人等職員採用試験を受験しなければなりません。一次試験は教養試験で二次試験は各大学(琉球大学等)で面接を受けて採用となります。
私立大学については、各大学で選考方法が異なりますので気になる方は沖縄国際大学などの県内私立大学の各HPをご覧下さい。
さいごに
今回は、ラジカル沖縄が発表した人気就職ランキングにはランクインされませんでしたが、個人的に安定しているだろうという就職先を紹介しました。ご参考になればと思います。