今回はマイブログに貸与型の奨学金について記したい。。
奨学金とは？
経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。 （JASSOのHPより抜粋）
「貸与」または「給付」とあるが、「貸与」はいわば借金であり、貸与型には第一種奨学金（無利息）と第二種奨学金（利息付）に分けられ、どちらも卒業後に返済しなければならない。第一種奨学金は借りた額を分割して返済し、第二種奨学金は借りた額に利息分を加えて返済しなければならない。
貸与→返済する必要がある。
給付→返済する必要がない。
「給付」は返済の必要が無い奨学金である。給付の奨学金を受けるには、住民税非課税世帯であり、かつ学習成績概評が「A」であることなど、条件が厳しいためほとんどの人は貸与型の奨学金を借りることになる。
今回は日本学生支援機構（JASSO）の貸与型第二種奨学金（利息付）に絞って話をしたいと思う。
奨学金を借りた金額
借りた金額は、毎月５万円を４年間（48カ月）で、卒業までに合計240万円借りた。
奨学金の返済額は？
奨学金返済は、卒業した年の10月から開始する（卒業して半年後）。
私が奨学金を借りていた当時（平成18年度～22年度）は、毎月５万円の第二種奨学金を４年間借りてたので、実際に借りた金額は240万円。利息を加えた返済総額は262万程。利息だけで22万程になるわけですよ。返済方法は月賦返還で、返済期間は15年間。毎月約一万五千円が口座から引き落とされます。15年かけて返済するわけですから利息が1％（現在は、利息がだいぶ低くなっていますね）とかでも結構な金額になるわけです。
私が奨学金を借りていたとき（平成18年度～22年度）の利息は、0.6％～1.3％だったが、平成29年度の利率は0.01％～0.27％となっています。やっすい、まじか。現在の利息について詳しくはこちら。
現在の利率で毎月奨学金５万を４年間借りると返済額は？
利息を0.01％で４年間借りると仮定すると返済金額は2,401,847 円、
利息を0.27％で４年間借りると仮定すると返済金額は2,452,285 円となります。
利息だけで、1,847円～52,285円になります。
返済額のシミュレーションは日本学生支援機構のHPでできます。
利息を払いたく無かったので身内から借金をして全額繰上返済を行いました。
繰上返済のメリット
繰上返済とは、返還期日の到来していない割賦金を繰り上げて返済することです。方法については日本学生支援機構のHPを確認してみると良いかと思います。
メリットとしては、
- 利息負担が減少する。利息だけで22万とかになるわけですから、これが一番のメリット。ただし、卒業後第1回目の返済が始まるまでの6ヶ月の据置期間があり、この間の利息は発生します。
- 固定費の削減。毎月一万五千円返済するのはじわじわ効いてきます。固定費がなくなれば、生活が少しだけ楽になりますね。
デメリットとしては、
- 毎月の固定費が増額するので、貯金ができない。自分もあまり貯金できてません。。。
- 投資機会の損失。この好景気の中、全力投資して爆益上げている人もいるみたいすね。
それでも繰上返済して、気持ちを楽にした方が良い。幸いにも身内から借金できたので、繰上返済することにしました。
終わりに
大学は学びに行くところでもあるが、大学進学という大義名分の上、自由な時間をたくさん得るために奨学金を借りて進学する自分のような人もいます。人それぞれす。3/11に東日本大震災で被災した立教新座高校の校長が被災した卒業生へ送る言葉を紹介しましょう。
大学という青春の時間は、時間を自分が管理できる煌めきの時なのだ。
池袋行きの電車に乗ったとしよう。諸君の脳裏に波の音が聞こえた時、君は途中下車して海に行けるのだ。高校時代、そんなことは許されていない。働いてもそんなことは出来ない。家庭を持ってもそんなことは出来ない。
「今日ひとりで海を見てきたよ。」
そんなことを私は妻や子供の前で言えない。大学での友人ならば、黙って頷いてくれるに違いない。
悲惨な現実を前にしても云おう。波の音は、さざ波のような調べでないかもしれない。荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。
時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。自分の夢が何であるか。海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。
奨学金借りてまで大学行ったからには、学生生活をダイナミックに手中におさめて下さい。
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